インフラエンジニアの仕事内容は何をする仕事なのか、
工程ごとに分かりにくいと感じていませんか?
インフラエンジニアの仕事内容は、
工程ごとに役割や責任範囲が大きく異なります。
しかし、
「運用」「構築」「設計」といった言葉は、
会社や現場によって意味が異なることも多く、
全体像が分かりにくいと感じる人も少なくありません。
この記事では、
インフラエンジニアの仕事内容を
工程(ライフサイクル)の視点で整理し、
各工程の役割とつながりを分かりやすく解説します。
インフラエンジニアの仕事を工程で整理する
インフラエンジニアの仕事は、
ITサービスや業務システムが
安定して稼働し続ける状態を支えることを目的としています。
その仕事は、
単一の作業ではなく、
複数の工程が連続してつながる形で構成されています。
工程を分けて理解することで、
各フェーズの役割や責任範囲を
整理しやすくなります。
インフラエンジニアの仕事内容ライフサイクル一覧
インフラエンジニアの仕事は、
主に以下の工程で構成されます。
事前調査・ヒアリング
提案
見積
設計
構築
導入(納品)
運用
保守・改善
移行・廃止
これらの工程は独立しているわけではなく、
前後の工程と強く関係しています。
事前調査・提案・見積の役割と位置関係
事前調査・ヒアリング
事前調査・ヒアリングは、
システムがどのように使われるのか、
どのような制約があるのかを整理する工程です。
技術仕様よりも先に、
業務内容や利用状況、
停止できない時間帯などを把握します。
この工程で整理された前提条件は、
以降の提案、設計、構築すべてに影響します。
提案
提案工程では、
事前調査で整理した前提をもとに、
どのような構成を採用するかを示します。
ここで扱うのは、
技術的に可能かどうかだけではなく、
運用や体制を含めて成立するかどうかです。
見積
見積工程は、
作業範囲、工数、責任範囲を明確にする工程です。
どこまでを対応範囲とするのかを整理し、
関係者間の認識をそろえる役割を持ちます。
設計・構築の役割と位置関係
設計
設計工程では、
後工程での判断を減らすために、
構成や方針をあらかじめ決めておきます。
設計は、
「どう作るか」を決める工程ではなく、
迷わず進められる状態を作る工程です。
構築
構築工程では、
設計書に基づいて環境を再現します。
新たな判断を加える工程ではなく、
設計内容を正確に反映できているかが重視されます。
導入・運用・保守の役割と位置関係
導入(納品)
導入工程では、
構築した環境を実業務で使える状態へ切り替えます。
作業手順や切り戻し方法を整理し、
影響を最小限に抑えることが求められます。
運用
運用工程では、
稼働中のシステムの状態を監視し、
異常があれば対応します。
障害発生時だけでなく、
兆候を把握し、
影響が広がらないように管理する役割を持ちます。
保守・改善
保守・改善工程では、
運用を通じて見えてきた課題を整理し、
安定性や効率を高める調整を行います。
移行・廃止が含まれる理由
インフラの仕事は、
稼働開始で終わるものではありません。
システムの移行や廃止まで含めて、
ひとつのライフサイクルとして扱われます。
移行・廃止工程では、
不要な権限やデータ、設定を整理し、
事故なく終わらせることが求められます。
工程同士がつながっている理由
各工程は、
前後の工程と強く影響し合っています。
事前調査の内容は提案に反映され、
設計の判断は構築や運用に影響します。
運用中に見つかった課題は、
保守・改善を通じて
設計や構成に戻ることもあります。
このように、
インフラエンジニアの仕事は
点ではなく流れとして捉える必要があります。
このページの使い方
このページは、
工程名や役割の前提を確認するための
参照用ページです。
他の記事を読む中で、
工程の位置関係を整理したくなったときに
戻ってくることを想定しています。
未経験からインフラエンジニアとして現場に入り、
運用業務を中心に経験を積む中で、
なぜ判断に迷いやすくなるのかについては、
インフラエンジニアはやめとけと言われる理由はこちら
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インフラエンジニアの仕事内容や構造を理解したうえで、
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未経験からインフラ運用に入ると詰みやすい理由はこちら
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