インフラエンジニアはやめとけ?未経験で運用に入ると詰む理由と対処法

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「インフラエンジニアはやめとけ」と言われて不安になっていませんか?

未経験から運用業務に入ると、
「このままでいいのか分からない」
「将来につながるのか不安」
と感じる人は少なくありません。

実はこの不安は、
努力不足ではなく「構造」によって生まれることが多いです。

この記事では、
未経験からインフラ運用に入った人がなぜ詰みやすいのかを、
感情ではなく構造の視点で整理します。

構造を理解したうえで、
インフラエンジニアの判断基準はこちら
も参考にしてください。

なぜ「判断できない」と感じるようになるのか

インフラエンジニアとして働き始めた頃、
多くの人はこう考えます。

まずは目の前の仕事を覚えよう
経験を積めば、少しずつ道が見えてくるはずだ

実際、
最初の数ヶ月から1年ほどは、
覚えることも多く、
あまり迷いを感じないかもしれません。

ところが、ある程度仕事に慣れてくると、
次のような感覚が出てきやすくなります。

成長している実感が持てない
この経験が将来につながるのか分からない
周りと比べて遅れている気がする

ここで多くの人は、
もっと勉強しないといけないのか
自分の努力が足りないのか

と考え始めます。

ただ、その前に整理しておきたい前提があります。

判断できなくなる原因は、
自分の内側ではなく、
置かれている環境や構造にあることが多いという点です。

未経験からインフラ運用に入った人が置かれやすい前提

未経験からインフラエンジニアとして入る場合、
最初に置かれる立場には、
いくつか共通する特徴があります。

運用・監視業務が中心になりやすい
担当範囲が限定されやすい
全体像が見えにくい
評価基準が分かりにくい

どれも珍しい話ではありません。
業界構造として、よくある配置です。

重要なのは、
この状態では
判断に必要な材料が揃いにくいという点です。

自分が
どこまで責任を持っているのか
何が評価対象なのか
次の工程に進む条件は何なのか

こうした前提が見えないまま働いていると、
判断しようにも、判断できない状態になります。

これは、能力の問題ではありません。

インフラ運用で判断が難しくなりやすい3つの構造

未経験から運用フェーズにいる間、
判断に迷いやすくなる背景には、
特に影響の大きい構造が3つあります。

業務が分断されやすい構造

インフラ運用では、
全体の中の一部分だけを担当することが多くなります。

アラート対応
手順書どおりの作業
一次切り分け

どれも重要な業務ですが、
前後の工程が見えない状態では、
なぜこの作業をしているのかが分かりにくくなります。

その結果、
判断は常に上流にあり、
自分は実行する側に回り続ける、
という形になりやすくなります。

評価と判断経験が結びつきにくい構造

評価されやすいのは、
ミスをしないこと
言われた作業をこなすこと
トラブルを起こさないこと

一方で、
判断力や改善視点は、
評価に反映されにくい場合があります。

すると、
判断しないほうが無難
余計なことを考えないほうが楽

という感覚が生まれます。

これは性格の問題ではなく、
評価軸の設計によるものです。

選択肢が見えにくい構造

未経験可の現場や運用案件では、
キャリアの選択肢が
最初から限られていることがあります。

設計や構築に関われない
異動の基準が分からない
今は無理だと言われ続ける

この状態では、
何を基準に動けばいいのかが見えません。

判断できないのは、
能力が足りないからではなく、
選択肢が見えていないからです。

未経験からインフラ運用に入る人が判断を誤りやすい場面には、
いくつか共通する型があります。

それは、
やめとけと言われて不安になる
後悔するのではないかと迷う
向いていないのではと感じる
30代や40代という年齢を理由に悩む
年収が思ったより低いと感じる

といった形で現れます。

一見すると、
それぞれ別の問題に見えますが、
多くの場合、原因は同じです。

個人の努力や能力ではなく、
未経験でインフラ運用に入りやすい立場や役割によって、
判断材料が見えにくくなっている状態です。

これらの迷いや不安は、
特定の人にだけ起きるものではありません。

判断できる前提が与えられないまま、
選択を迫られる構造そのものが、
同じ迷いを繰り返し生み出しています。

このページでは、
そうした「詰みやすい状態」が
どのように作られやすいのかを整理しています。

「頑張っても報われない感覚」が生まれる理由

これらの構造が重なると、
次のような感覚が生まれやすくなります。

成長しているはずなのに実感がない
周囲と比べて不安になる
自分だけ取り残されている気がする

ただし実際には、
判断材料が揃っていない状態で
比較しているだけ、
というケースも少なくありません。

見えていないものは、
判断できません。

判断できない状態で
自分を責め続けると、
必要以上に消耗してしまいます。

このブログでいう「判断できる状態」

このブログでいう
判断できる状態とは、
すぐに結論を出せる状態ではありません。

判断できる状態とは、
前提が整理されている状態です。

今、自分はどの工程にいるのか
評価は何を基準にされているのか
選択肢は本当にないのか
それとも見えていないだけなのか

こうした前提が見えていれば、
結論を急ぐ必要はありません。

判断は、
あとからでも下せます。

次に考える分岐

ここまで読んで、

構造をもう少し深く理解したい
運用や評価、契約の現実を整理したい

なぜ判断が個人の問題ではなく、
構造によって制限されやすいのかについては、
インフラ運用がきついと言われる理由はこちら
で、もう一段深く整理しています。

そのうえで、
「このままでいいのか」「辞めるべきか」を判断したい場合は、
インフラエンジニアの判断基準はこちら
で、前提を整理しています

特定の不安や違和感がある場合は、
判断補助記事を参照してください。

最後に

判断できない状態は、
決しておかしなことではありません。

判断しづらい構造の中にいれば、
誰でも同じ状態になります。

大切なのは、
自分を責めることではなく、
前提を整理することです。

ここまで読んで、
少しでも視界が整理されたなら、
このページの役割は果たせています。

次にどうするかは、
あなたが決めてください。

判断を急がせることは、
このブログではしません。