「インフラエンジニアはやめとけ」と言われることがあります。
夜勤がある、監視や定型対応が多い、同じ仕事を繰り返すといった理由から、そう言われることもあります。
ただ、これだけでインフラエンジニアという職種そのものを判断することはできません。
同じインフラエンジニアでも、任されている仕事や判断できる範囲、次に任される仕事は環境によって異なります。
見るべきなのは、「インフラエンジニアはやめとけなのか」ではなく、「自分が今任されている仕事と、その環境を続けることは妥当なのか」です。
結論|インフラエンジニアは「やめとけ」だけでは判断できない
「インフラエンジニアはやめとけ」という評価は、職種名だけでは判断できません。
確認するのは、次の3点です。
- 今、何を任されているのか
- その担当範囲は変化しているのか
- 次に何を任される可能性があるのか
たとえば、監視や定型対応を担当していても、その後に障害調査や構築など別の仕事を任される環境もあります。
一方で、期間が経過しても担当する仕事がほとんど変わらず、次に任される仕事も見えていない環境もあります。
この3点を確認することで、今の仕事内容と環境を具体的に判断できます。
この記事で分かること
- 「インフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由
- 「やめとけ」と言われやすい環境の特徴
- 今の仕事内容と担当範囲を確認する方法
- 現在の仕事でどこまで判断を任されているか
- 環境を変えることと、インフラエンジニアを辞めることの違い
「インフラエンジニアはやめとけ」と言われる理由
「やめとけ」と言われる理由には、実際の仕事内容や勤務環境に関するものがあります。
よく挙げられるのは、次のようなものです。
- 夜勤がある
- 監視や定型対応が中心
- 同じ作業を繰り返す
- 自分で判断する範囲が狭い
- 次にどのような仕事を任されるのか分からない
ただし、これらがあるからといって、すぐに職種そのものを判断する必要はありません。
夜勤そのものが問題なのか、監視が続くことが問題なのか、判断できる範囲が狭いことが問題なのかによって、確認するべきことは変わります。
「やめとけ」と言われる理由を、そのまま職種全体の評価にするのではなく、仕事内容と環境に分けて確認することが重要です。
「やめとけ」と言われやすいのはどんな環境か
監視や定型対応だけが続く
監視や定型対応が中心の仕事では、決められた手順に沿って対応する場面が多くなります。
それ自体が問題なのではありません。
その後に障害調査など、別の仕事を任される環境なら、現在の仕事だけで判断する必要はありません。
確認したいのは、今の担当から次の仕事へ移る余地があるかです。
同じ工程を繰り返し、担当範囲が広がらない
同じ作業を繰り返していても、担当する範囲が変わっていれば、現在の仕事と以前の仕事は同じではありません。
反対に、期間が経過しても担当する仕事がほとんど変わらず、次に任される仕事も見えていない場合は、現在の環境について考える材料になります。
ここで見るのは「成長したか」ではありません。
担当する仕事の範囲が実際に変化しているかを確認します。
自分で判断する範囲がほとんどない
同じインフラエンジニアでも、判断を任される範囲は異なります。
手順どおりに対応することが中心なのか、状況を確認して対応方法を判断するのかによって、任されている仕事は変わります。
現在の仕事でどこまで判断を任されているのかを確認すると、自分が置かれている環境を具体的に把握できます。
次の仕事を経験する機会がない
現在の仕事だけでなく、その先にどのような仕事を任される可能性があるのかも確認します。
現在の担当業務が続くだけなのか、それとも一定の経験を積んだ後に別の仕事を任される可能性があるのかでは、環境の見え方が変わります。
重要なのは、現在の仕事から次に任される仕事が見えているかです。
「やめとけ」と判断する前に、今の仕事を確認する
「インフラエンジニアはやめとけ」と言われたときは、まず職種名ではなく、自分が実際に担当している仕事を確認します。
今、何を任されているか
「インフラエンジニア」という職種名だけでは、実際に何を担当しているのかまでは分かりません。
監視、定型対応、障害調査、構築、調整など、実際の担当業務を分けて確認します。
まずは、現在どの仕事を任されているのかを具体的にします。
以前より任される範囲が広がっているか
次に、以前と現在で担当範囲がどう変わったのかを確認します。
見るのは、単純な作業量ではありません。
- 担当する作業
- 判断する範囲
- 調整する範囲
- 責任を持つ範囲
こうした部分に変化があるかを確認します。
次に経験できる仕事が見えているか
ここで確認したいのは、会社が用意したキャリアプランの有無ではありません。
現在の仕事から、次にどのような仕事を任される可能性があるのかを確認します。
次の仕事が具体的に見えているのか、まだ分からない状態なのかによって、現在の環境を判断する材料が変わります。
今の環境で仕事内容を変えられる余地があるか
現在の仕事内容が自分に合っていないと感じても、仕事内容そのものを変えられる場合があります。
担当変更や業務範囲の変更など、現在の環境の中で変えられるものがあるかを確認します。
一方で、担当する業務や判断範囲が組織上ほぼ固定されているなど、自分だけでは変えにくいものもあります。
「自分で変えられるもの」と「自分だけでは変えにくいもの」を分けて考えることが必要です。
環境を変えることと、インフラエンジニアを辞めることは別
現在の仕事内容に違和感があったとしても、すぐに職種そのものを変える必要があるとは限りません。
考えられるのは、大きく3つです。
今の環境で仕事内容を変える
現在の環境の中で、担当する仕事や範囲を変えられる場合があります。
この場合は、職種を変えるのではなく、現在の仕事内容を変えることになります。
環境を変えて、仕事内容を変える
現在の環境では仕事内容を変えにくい場合、環境を変えることで担当する仕事が変わることもあります。
ここでは、職種を変えるかどうかとは別に、どのような仕事を任される環境なのかを確認します。
インフラエンジニアという職種自体を見直す
仕事内容と環境を確認したうえで、インフラエンジニアという仕事自体を見直すこともできます。
重要なのは、最初からどれか一つを選ぶことではありません。
「何を変えたいのか」を分けて考えることです。
仕事内容を変えたいのか、環境を変えたいのか、それとも職種そのものを見直したいのかによって、判断は変わります。
インフラエンジニアを続けるか判断する基準
最後に、現在の状況を次の4点に整理します。
今、何を任されているか
職種名ではなく、実際の担当業務を確認します。
監視や定型対応なのか、障害調査や構築なども担当しているのかによって、現在の仕事内容は異なります。
担当範囲が変化しているか
以前と比べて、担当する作業、判断、調整、責任の範囲が変化しているかを確認します。
単に仕事の量が増えたかではなく、任される範囲そのものが変わったかを見ます。
次に何を任される可能性があるか
現在の仕事だけを見るのではなく、その次にどのような仕事を任される可能性があるのかを確認します。
次の仕事が見えているかどうかは、現在の環境を判断する材料になります。
今の環境で仕事内容を変えられるか
現在の環境の中で変えられる仕事内容なのか、それとも自分だけでは変えにくい仕事内容なのかを分けます。
ここまで確認すれば、仕事内容を変えるのか、環境を変えるのか、職種そのものを見直すのかを切り分けて考えられます。
まとめ
「インフラエンジニアはやめとけ」という言葉だけでは、自分が今いる環境を判断できません。
夜勤、監視、定型対応、判断範囲の狭さなど、何が理由になっているのかを分けて確認します。
そのうえで、今、何を任されているか、担当範囲が変化しているか、どこまで判断を任されているか、次に何を任される可能性があるかを確認します。
職種名ではなく、現在の仕事内容と、その環境で次に何を任されるかを見る。
「やめとけ」と言われたから辞めるのではなく、自分の現在の仕事内容と環境を確認してから判断することができます。
自分がどこまでの仕事を任されているのか分からない場合は、インフラエンジニア現在地診断|今任されている仕事から現在地を確認するで、現在の担当業務から現在地を整理できます。
