設計に進みたい。
でも、
設計とはどんな仕事なのか。
今の経験で本当に設計へ進めるのか。
分からず不安な人も多いのではないでしょうか。
結論|設計は「何を作るか」を判断する仕事
設計とは、
サーバーやネットワークをどのような構成にするかを考え、
判断する仕事です。
設計へ進めるかどうかは、
経験年数ではなく、
今の仕事内容で構成や設定を考える経験を積めているかで変わります。
Workoutismでは、このような仕事内容の違いを、
独自のキャリア評価モデル「IRM(Infrastructure Responsibility Model)」で整理しています。
この記事では、IRMの考え方をもとに、
設計で求められる仕事内容や、設計へ進むために必要な経験を解説します。
- 設計とはどんな仕事なのか
- 設計へ進みやすい仕事内容と進みにくい仕事内容の違い
- 今の仕事内容が設計につながる経験かどうか
- 次にどのような仕事を経験すると設計へ近づけるのか
今の悩みに近い内容を確認する
- 運用に固定されている場合
→ インフラエンジニアは運用から次に進める?構築に移行できる条件と止まる理由
- 年収が上がらない
→ インフラエンジニアの年収はどれくらい?任されている仕事で決まる年収
- 将来性が不安
→ インフラエンジニアは将来なくなる?自動化される運用と変わる役割
- やめるべきか迷っている
→ インフラエンジニアは転職すべき?今の仕事に成長がないと感じるとき
インフラエンジニアの設計とはどんな仕事か
設計と聞くと難しく感じるかもしれません。
ただ、
いきなり設計だけを任されることは少なく、
構築や設定変更を担当しながら設計に近づいていくケースが一般的です。
例えば、
- サーバーを何台構成にするか
- ネットワークをどのようにつなぐか
- 障害に備えて冗長化するか
- IPアドレスや通信経路をどう設計するか
- バックアップをどのような方法で取得するか
などを考えます。
構成図や設計書は、
その判断内容を形にしたものです。
こうした作業では、
手順どおりに作業するだけではなく、
「なぜこの構成にするのか」
「なぜこの設定にするのか」
を考える場面が増えます。
何をどう構成するかを判断し、
設計方針を決めるのが設計の役割です。
つまり、
設計とは作業をする仕事ではなく、
システム全体を考えて判断する仕事です。
運用は決められた内容を正確に回す側、
設計は何をどう作るかを決める側、
という違いがあります。
そのため、
手順どおりの作業だけが中心だと、
「なぜこの構成なのか」
「なぜこの設定なのか」
を考える機会が少なく、
設計につながりにくくなります。
設計では、
基本設計書や詳細設計書、
構成図などの資料を作成することもあります。
これらは、
構成や設定内容を関係者へ共有するための重要な資料です。
設計や構築まで経験を広げられるかどうかは、
インフラエンジニアとしての将来性にも関わります。
詳しくはこちらで解説しています。
→ インフラエンジニアは将来性ない?構築・設計に関わるかで決まる
設計に進みにくい人の共通点
設計につながりにくいのは、
次のような仕事内容です。
- 監視や定型対応だけが長く続いている
- 設定変更を任されていない
- 構築経験がない
- 構成を考える機会がない
こうした状態だと、
設計につながる経験を積みにくくなります。
これらの仕事が重要ではないという意味ではありません。
ただ、
構成や設定を自分で考える場面が少ないため、
設計で求められる判断経験につながりにくくなります。
設計の求人では、
経験年数ではなく、
どこまで担当していたのか
どんな判断を任されていたのか
が見られることがあります。
- 構築経験
- 設定変更経験
- 障害調査の経験
などが歓迎条件として書かれていることがあります。
そのため、
監視経験だけよりも、
構築や設定変更まで担当している人のほうが応募できる求人は増えやすくなります。
設計へ進めるかどうかは、
経験年数ではなく、
次の役割につながる仕事内容を任されているかが大きな分岐になります。
設計に進みやすい人の共通点
設計に進みやすい人には共通点があります。
それは、
「なぜその構成なのか」
「なぜその設定なのか」
を考える機会があることです。
設計は、
構成や設定を決める仕事です。
そのため、
理由や影響範囲を考えながら業務をしている人ほど、
設計につながりやすくなります。
設計を担当する人も、
最初から設計だけを任されることはほとんどありません。
構築や設定変更の中で、
影響範囲を考えたり、
構成について相談されたりする経験を積みながら、
少しずつ設計に関わる仕事を任されるケースが一般的です。
例えば、
次のような仕事内容です。
- 構築を担当している
- 設定変更を任されている
- 障害調査を担当している
- 改善提案を任されている
こうした経験は、
設計につながる仕事内容の代表例です。
こうした仕事では、
- 設定変更による影響範囲を考える
- 障害発生時を想定する
- システム全体の構成を理解する
場面が増えます。
こうした判断経験が、
設計につながっていきます。
設計を目指せるかどうかは、
経験年数よりも、
今どこまで任されているかで見えやすくなります。
同じインフラエンジニアでも、
監視中心なのか
障害調査まで担当しているのか
設定変更を任されているのか
によって見えている選択肢は変わります。
設計に近づいているかどうかは、
経験年数ではなく、
仕事内容の変化を見ることで判断しやすくなります。
設計に進めるか判断するポイント
まず確認したいのは、
今の仕事内容が、
設計につながる経験になっているかどうかです。
構築や設定変更を任されているのか。
構成や設定を考える場面があるのか。
確認してみてください。
そのうえで、
今の経験で応募できる求人を見てみると、
採用側が何を求めているのか。
次に何を経験すれば設計に近づけるのか。
も見えやすくなります。
設計に進める人は、
構築や設定変更を通して、
「何をどう作るか」を考える仕事を任されています。
一方で、
進めない人は、
決められた作業が中心で、
構成や設定を考える機会がほとんどありません。
設計へ進むためには、
経験年数よりも、
構成や設定を考える仕事を少しずつ任されていることが重要です。
まずは現在地を確認する
ここまで読むと、
設計へ進めるかどうかは、
経験年数ではなく、
仕事内容を見ることが大切だと分かったはずです。
「自分は設計に近づいているのか」
判断しにくい場合は、
現在地を整理してみてください。
→ インフラエンジニア現在地診断|年数ではなく「今任されている仕事」で分かる
現在地を整理できたら、
今の経験で応募できる求人も確認してみましょう。
仕事内容によって、
応募できる求人は変わります。
求人を見ることで、
次にどのような経験が必要なのかも見えやすくなります。
現在地が分かれば、
今の経験で設計を目指せるのか。
それとも、
先に構築経験を増やしたほうがよいのか。
求人を見ながら判断しやすくなります。
仕事内容と求人を合わせて確認すると、
次に進むための方向性も整理しやすくなります。
経験に合った求人を確認したい方は、
こちらも参考にしてください。
