インフラエンジニアの市場価値は、
何年働いたかだけで決まるものではありません。
実際に評価されるのは、
どのような仕事内容を担当し、
どこまで任されていたのかです。
同じ経験年数でも、
任されている仕事内容によって、
応募できる求人や、
次に任される仕事は変わります。
市場価値を知ることは、
転職するためだけではありません。
今の仕事内容が、
将来につながる経験になっているのかを整理することにもつながります。
結論|市場価値は仕事内容と任されている範囲で決まる
市場価値は、
経験年数だけでは判断できません。
どの工程を担当し、
どこまで任され、
どのような判断をしていたかによって評価は変わります。
Workoutismでは、このような仕事内容や責任範囲による評価の違いを、
独自のキャリア評価モデル「IRM(Infrastructure Responsibility Model)」で整理しています。
この記事では、IRMの考え方をもとに、
市場で評価される仕事内容や、評価が分かれるポイントを解説します。
- 市場価値を見るポイント
- 市場価値を判断するときの注意点
- 現在の仕事内容を整理する考え方
今の悩みに近い内容を確認する
- 運用に固定されている
→ インフラエンジニアは運用から次に進める?構築に移行できる条件と止まる理由
- 構築に進めない
→ インフラエンジニアの設計とは?仕事内容と設計に進む人・進まない人の違い
- 年収が上がらない
→ インフラエンジニアの年収はどれくらい?任されている仕事で決まる年収
- 将来性が不安
→ インフラエンジニアは将来なくなる?自動化される運用と変わる役割
- やめるべきか迷っている
→ インフラエンジニアは転職すべき?今の仕事に成長がないと感じるとき
インフラエンジニアの市場価値は仕事内容で決まる
市場価値は、
インフラエンジニアという職種だけでは決まりません。
同じ会社で働いていても、
任される仕事内容によって、
市場での評価は変わります。
評価されるのは、
どのような仕事内容を担当し、
どこまで任され、
その経験を次の仕事につなげられる状態なのかです。
市場価値を見るポイント
市場価値は、
次の3つの視点で評価されます。
- どの工程を担当しているか
- どこまで任されているか
- どのような判断を任されているか
市場では、これらを総合して評価されます。
経験年数だけでは、
仕事内容の違いは見えてきません。
例えば同じ「運用3年」でも、
障害対応や設定変更まで任されていた人と、
監視や定型作業が中心だった人では、
市場での評価は変わります。
- 設計や構築に関わっている
- 障害調査を任されている
- 設定変更を任されている
- 任される範囲が広がっている
といった状態は、市場価値が高まりやすい傾向があります。
採用では、
担当した製品だけではなく、
どのような役割を担い、
どこまで任されていたのかが評価されます。
そのため、
仕事内容の幅が広がるほど、
市場でも評価されやすくなります。
市場価値を判断するときに注意したいこと
経験年数だけ
案件名だけ
製品名だけ
で判断しないことが重要です。
- 運用や定型作業が中心
- 手順どおりの対応が多い
- 任される範囲が変わっていない
また、
- 何を担当していたか説明できない
- 案件に参加していたものの、自分で判断していた範囲を説明できない
- 手順どおりの対応以外を任されていない
こうした状態は、
市場で評価される幅が広がりにくい要因になります。
仕事内容が変わらない状態が続くと、
応募できる求人や、
任される仕事の幅も広がりにくくなります。
市場価値を見るときは、
年数ではなく、
仕事内容が広がっているかを確認することが重要です。
仕事内容が広がると、
キャリアの選択肢も変わっていきます。
経験年数は同じでも、
任される仕事内容が違えば評価は変わります。
運用・構築・設計で
どのようにキャリアが変わるのかはこちらです。
→ インフラエンジニアのキャリアはどう変わる?運用・構築・設計のどこにいるか
社内評価と市場評価は違う
社内で評価されていても、
市場で同じように評価されるとは限りません。
市場では、
どの工程を担当したか
どこまで任されたか
どのような判断を行っていたか
が重視されます。
そのため、
社内評価だけで市場価値を判断するのではなく、
仕事内容そのものを整理することが重要です。
市場価値が高まる経験や、
評価されやすい仕事内容について詳しく知りたい方はこちらです。
→ インフラエンジニアはいつ市場価値がつく?構築・設計を任される状態と評価のポイント
市場価値を確認する方法
社内の評価だけでは、
今の経験が市場でどう見られるか分かりにくい場合があります。
市場では、
経験年数や担当製品だけではなく、
どの役割を担っていたか
どこまで判断を任されていたか
どのように仕事を進めていたか
も見られます。
市場価値を確認する目的は、
転職するためだけではありません。
今の仕事内容が、
次の仕事につながる経験になっているのかを確認するためです。
確認を後回しにすると、
今の仕事内容が将来につながる経験なのか判断しにくくなります。
市場価値を知る第一歩は、
今任されている仕事内容を客観的に整理することです。
現在の立ち位置が分かると、
今の経験が市場でどのように評価されるのかも判断しやすくなります。
まずは現在地を整理する
市場価値は、
年数だけでは判断できません。
まずは、
現在の仕事内容を整理することから始めましょう。
現在どの工程を担当し、
どこまで任されているのか整理してみましょう。
→ インフラエンジニア現在地診断|年数ではなく「今任されている仕事」で分かる
現在地が整理できたら、
今まで任されてきた仕事内容を、
職務経歴書として整理してみましょう。
市場では、
経験年数よりも、
何を任され、
どこまで対応していたのか
が見られます。
→ 現役管理職が見る職務経歴書|インフラエンジニアが評価される書き方と採用担当が見るポイント
仕事内容を整理できたら、
次に確認したいのは、
今の経験を活かせる環境があるかどうかです。
市場価値は、
仕事内容だけで決まるものではありません。
同じインフラエンジニアでも、
会社によって任される仕事内容は大きく変わります。
求人票だけでは分かりにくい仕事内容や、
任される役割の違いも比較しながら、
今の経験を活かせる環境を確認してみてください。
