運用を続けていると、
「この経験で市場価値は上がるのか」
「転職で評価される経験なのか」
と不安になることがあります。
しかし、
市場では勤務年数だけで評価されるわけではありません。
どの仕事を任され、
どこまで判断していたかによって、
市場価値は変わります。
結論|市場価値は年数ではなく任される仕事内容で決まる
市場価値は、
何年働いたかではなく、
どの仕事を任され、
その仕事をどう進めてきたかで決まります。
今の仕事内容が、
次の仕事につながる経験になっているのか。
市場価値を判断するうえで、
まず確認したいのはそこです。
Workoutismでは、このような仕事内容の違いを、
独自のキャリア評価モデル「IRM(Infrastructure Responsibility Model)」で整理しています。
この記事では、IRMの考え方をもとに、
市場で評価されやすい経験と、評価されにくい経験の違いを解説します。
- 市場価値が決まるポイント
- 評価されやすい経験
- 評価されにくい経験
- 社内評価と市場評価の違い
今の悩みに近い内容を確認する
- 運用に固定されている
→ インフラエンジニアは運用から次に進める?構築に移行できる条件と止まる理由
- 構築に進めない
→ インフラエンジニアの設計とは?仕事内容と設計に進む人・進まない人の違い
- 年収が上がらない
→ インフラエンジニアの年収はどれくらい?任されている仕事で決まる年収
- 将来性が不安
→ インフラエンジニアは将来なくなる?自動化される運用と変わる役割
- やめるべきか迷っている
→ インフラエンジニアは転職すべき?今の仕事に成長がないと感じるとき
市場で評価されやすい経験
例えば、
障害アラートの一次切り分けだけでなく、
原因候補を整理してエスカレーションしている
設定変更作業に関わっている
構築作業や、
作業後の確認まで担当している
手順どおりの対応だけでなく、
状況に応じた判断を任されている
また、担当業務の内容だけでなく、
どこまで任され、どのような役割を担っていたかも見られます。
例えば「監視を担当していた」ではなく、
- 障害発生時の一次切り分けを担当していた
- 影響範囲を確認しエスカレーションしていた
- 設定変更後の動作確認まで担当していた
といった形で、自身の役割や担当範囲が明確になっている状態です。
このあたりを任されているかで、
同じ経験年数でも評価は変わります。
市場で評価されにくい経験
逆に、
同じ業務だけが続いている場合は、
市場で評価される幅が広がりにくくなります。
例えば、
監視アラートの確認と連絡だけを担当している
ログ確認やバックアップ確認など、
定常作業だけが続いている
手順書どおりの対応以外を任されていない
原因調査や設定変更には関わっていない
この状態だと、
年数だけ増えても評価が変わりにくいです。
特に、案件に参加していたことと、自分自身が経験したことは別です。
同じ現場に長くいても、
- 何を担当していたのか
- どこまで任されていたのか
- どのような判断を行っていたのか
が説明できなければ、市場で評価される経験として伝わりにくくなります。
社内評価と市場評価がズレることがある
社内で評価されていても、
転職市場で同じように見られるとは限りません。
安定して業務を回している評価と、
次の現場で任せられる評価は別だからです。
市場では、
何年いたかより、
どんな仕事内容で何を任されていたかが見られます。
さらに、
任されている仕事内容だけでなく、
どのように進めていたかも評価されます。
例えば、
- 状況を整理して判断していた
- 障害時に適切に報告していた
- 業務の目的を理解したうえで対応していた
といった内容まで含めて、
市場では評価されます。
市場価値は「運用経験3年」「構築経験2年」といった年数だけでは決まりません。
評価されるのは、
どの仕事を任され、
どのように判断し、
どこまで対応してきたのかです。
市場価値の考え方を詳しく知りたい方はこちらです。
→ インフラエンジニアの市場価値はどう見る?どこまで任されているかで分かる評価
キャリアの進み方との違いも確認したい方はこちらです。
→ インフラエンジニアのキャリアはどう変わる?運用・構築・設計のどこにいるか
まずは現在地を整理する
市場価値を知るには、
今どの仕事を任され、
どこまで対応しているのか確認することが大切です。
現在地が整理できると、
今の経験が市場でどのように評価されるのかも見えやすくなります。
まずは現在地診断で、
今の仕事内容を整理してみてください。
→ インフラエンジニア現在地診断|今の仕事内容からキャリアの現在地を確認する
現在地が整理できたら、
今まで任されてきた仕事内容を、
職務経歴書として整理してみましょう。
市場では、
経験年数よりも、
何を任され、
どこまで対応していたのかが見られます。
経験を言葉にして整理すると、
自分の市場価値も伝えやすくなります。
→ インフラエンジニア職務経歴書で見られるのは何?採用担当が確認しているポイント
仕事内容を整理したら、
次に確認したいのは、
今の経験を活かせる環境があるかどうかです。
同じインフラエンジニアでも、
会社によって任される仕事内容は大きく変わります。
求人票だけでは分かりにくい仕事内容や、
任される仕事の違いも比較しながら、
次につながる環境を探してみてください。
